勉強方法を効率的に

現役京大生が受験の神髄である、勉強の効率化についてお教えします。

勉強のモチベーションをぐんぐんあげる秘訣!!Part1

モチベーションが勉強効率向上の秘訣!

今回と次回にわたってモチベーションについて話そうかと思います。「好きこそ物の上手なれ」ということわざがあるように、物事の上達への近道は、それを楽しむことです。勉強を楽しむのは難しい話かもしれませんが、少なくとも、やる気がある、前向きに勉強できるくらいには意識を持って行きたいです。そこで、こうしたらモチベーション(やる気)が上がるのではないか?というアイデアをいくつか紹介しようと思います。

 

その1:大学でしたい事

皆さん各々、大学生になったら挑戦したい事とか、楽しみたい事とかたくさんあるのではないでしょうか?大事なのはそれを覚えておくことです。今既にあるなら、スマホのメモにでも書いて保存しておいてください。これがモチベーションに後々つながります。実際それを大学で実行するかどうかはともかく、スマホにメモしとくとかして持っておいてください。

 

なんかやる気が出ないときとかに保存しておいたのを見れば、きっとわくわくがよみがえって多少はまた、大学生への道のりを頑張ろうと思えるかもしれません。大学楽しそう!っていうのは受験生のいいモチベーションだと思うし、実際、高校3年生の受験期に比べると、大学生というのは本当自由時間が多くて、何でも好きなことに打ち込めます。特に夏休みと冬休みなんかはは丸2か月ずつありますし。大学生が楽しいのは間違いありません。

大学受験生なら絶対知るべき、赤本のもう一つの使い方!?

勉強はモチベーションがあればすいすい進められる

勉強が面倒くさいとか思ってしまうのは、意識の持ちようで改善できると僕は思っています。大体、そういう人はなんで今その勉強をしているのか?という質問にはっきり答えられないと思います。そもそも、様々な勉強は明確な「目的」があって行われるべきです。

 

例えば、英単語の場合、目的は「長文が読めない原因である、語彙不足を克服するため」かと思います。これに尽きるのではないでしょうか。皆さんは、「小テストがあるから」とか「チューターに勧められたから」だとかそんな低レベルな目的で勉強していませんか?もしそうなら、一旦それは考え直してください。本当の目的は他にあるはずです。

 

では、どうやって目的を認識するのか。それはずばり、志望校の赤本を解いてみてください。この夏の機会に一度自分のゴールがどんなものか確認してみてください。解けないのは、当たり前です。解けないと、悲観するのはどうでもよいです。皆さんが一番すべきなのは「なぜ、今の自分では解けないのか」を考えることです。それぞれの科目で、自分に今足りないものが浮き彫りになるはずです。その足りないものを埋めることこそが、勉強の真の目的となります。それをもとに自分がこれからやっていく勉強を再設定して、今自分がやっている勉強すべてに明確な目的がある状態にしましょう。長文で困っているのが、語彙ではなく構造把握なのだったら、単語帳の勉強は捨てて、英文和訳の勉強だけに努めるべきです。

 

明確な目的を持つほうが、今自分がやっている勉強に意味を見いだせてモチベーションが上がるでしょうし、勉強の無駄を最小限に抑えられるでしょう。

教科書、参考書を読むだけでは成績は全然上がらない?!(大学受験)

教科書、参考書を読むだけでは成績は全然上がらない?!→アウトプット

ここでは、特に教科書とか参考書を読むばかりで、問題演習が疎かになってしまっている人へ向けて、話をしたいです。アウトプットはここでは主に問題演習のことを指すとします。インプット(教科書・参考書)だけでは、知識を知ることはできてもそれを使いこなせるようには必ずしもなっていないのです。「言われたら分かるけど思い出せない」の現象になりかねません。本当の試験で通用するのは、アウトプット(問題演習)の方です。知識の理解と定着が本当にできているのかをアウトプットで確認せねばなりませんもしアウトプットで失敗したら、再度、どうやって覚えたらいいのかを考えなおそう(インプットに戻る)。その二つを交互に行き来することで、本当の記憶定着が図られるでしょう。

 

受験生なら絶対に知っておきたい、ノートの賢い作り方(アウトプット方式)

 

あと一つ皆さんに忠告しておきたいことがあります。ノート、メモの取り方についてです。問題集などで学んだ情報を、ノートとかでその情報を整理しなおすことが多いと思います。ノートの使い方自体は悪くないです。しかし、これでできたものっていうのは、インプット教材に過ぎませんよね?もう一歩、足りてません このメモやノートを最大限に活かす方法は、ついでに、アウトプット教材も作ってしまうことです。虫食いverを作るとか、QA方式にノートをまとめておくか、赤シートで消せる色で書くか、など手段は考えられます。要するに、どんな学習の形式であっても、本当の記憶定着を目指すならば、インプットとアウトプットはどちらも行うようにするべきなのです

暗記方法の種類

上では覚え方の重要性を語りました。ここではそのバリエーションについて話します。まず理解が暗記に先立つことは前提としましょう。何を言っているか分からないことを覚えようとするのは無意味です。

 

僕の思いつく限り、覚え方には、丸暗記」、「イメージ」、「語呂」、「流れ、理屈」の4つあると思います。これらのポイントは思い出すきっかけです。❶が大変なのはこの思い出すきっかけというものがないからです。❷~❹ではそのきっかけがあるため、暗記がはかどります。(次ページへ続く)

まず、紙面での説明は難しいですが、イメージ」は一番自分の覚え方に工夫がこらせる覚え方です。脳内に漠然としたイメージを作ります。字面での暗記を自作イラストでの視覚的な暗記に変えるだとか、「Cu(OH)₂は青色」というのを青色で書いて印象付けるとかです。これらイメージがきっかけとなり、様々な情報が取り出せるのです。

 

語呂」は中々強いですよね。周期表をかけるようになる「水平リーベ、、、」なんかは、丸暗記することと比べたらすさまじい威力を発揮してくれますよね。最高の思い出すきっかけですね。語呂って、自分で考えるのは難しいけど、インターネットで検索して探してみたら、結構多く見つかりますよ。自分好みの語呂を探してください。ただこれは最終手段的な立ち位置にあります。学習の本質を忘れて、語呂に頼りまくるのもどうかと思うので。

 

流れ、理屈」は、説明するまでもないかもしれませんが、一番お世話になる覚え方かと思います。AだからB,BだからCというように、A、B、Cの知識の断片を一つに結びつけていくことで、Cを思い出す際に、AとBがそのきっかけになってくれますね。先述の三角公式なんかは特にそうで、数個の公式と考え方をもっていれば、残りの多数の公式はそこから生み出せますよね。これこそ、自分ではなかなか見つけ辛く、人に聞いたら目から鱗なんてことが多いところだと思います。

 

僕的には、❹、❸、❷、❶の順で覚えやすいです。僕は、もう大学受験を終えて1年以上経ち、徐々に知識も抜けていっているのですが、やはり数学だけは中々忘れません。ほとんど理屈とか流れ(❹)で覚えていたので、なにか一つきっかけが与えられればそれで全部思い出せるような感覚があります。一方で、倫理政経なんかは❹に頼る部分が少なかったからか、ほとんど忘れてしまいました(笑)覚え方の差は、やっぱり記憶保持の長さに大きく影響するのだな、と思わされます。

暗記の方法を考える

皆さんは勉強してて、こんなんどうやって覚えたらいいねん、と途方に暮れた覚えはありませんか?しかし、すぐに丸暗記はしようとせず、一旦どう覚えるべきか考えてほしいのです。というのも、ぼくの経験では、丸暗記で覚えたものはやはり忘れやすく、何度も復習する必要が出てきて非効率です。そうではなく、早いうちからいい覚え方を見つけて、できるだけ短時間で暗記を可能にしましょう。限界はあれど、覚え方に工夫を施せるところは多数あると思います。丸暗記を減らしていこう

 

自分で見つけるより、もっと手っ取り早いのは、学校とか塾の先生に聞くことかもしれません(自分のお気に入りが見つかるまで複数人には聞いたほうがいいかな)。受験経験でいい覚え方の探索をすでに済ませており、手本になることも多いと思います。皆さんは僕たちの過去の努力から結果の部分だけを良いとこ取りしちゃってください。覚え方に困ったらぜひ、相談にきてくださいね。本当に丸暗記しかどうしようもない部分もあるかと思いますが、それはそれで一つの発見として受け取って、早々と暗記に取り掛かりましょう。

大学受験で最高の勉強法に巡り合うために

大学受験の最高の勉強法とは?

勉強の仕方っていうのは、人それぞれで、マッチするものは異なるものです。僕のやり方が絶対な訳もないし、僕もそれを皆さんに一方的に押し付けるつもりもありません。ただ、忘れてはいけないのが、今の皆さんのやり方が、最適だとは限らないということです。まだ知らないだけで、もっと自分に合うものがあるかもしれません。

 

そこで、自分の今のやり方に固執しすぎず、いくらか他のやり方にも手を出してみてほしいのですそうすれば、絶対これだ、と自分に確固とした自信が持てるものにいつか出会えることと思います。新しい勉強法に、必ずしも拒否反応を示さないで、少しでも興味がわいたら、一旦自分のやり方を止めて、試してみるべきです。人間、試行錯誤しないと賢くなりません。大学受験はその人生経験の一つだといえますよ。僕自身、大学受験から様々努力することについて学べて、今に大きく影響しています。

どこで新しい勉強法に出会えばいいのか

新しい勉強法に出会う場所としては、このブログはもちろんですが、その他にも、周りの友達に聞いてみるのもありだと思いますよ。英語がすごくできる友達がいたら、その人はもしかしたら、長文読解が得意になれた良い勉強の仕方を知っているかもしれません。なにより、新しい勉強の仕方を始める時って、新しい参考書を使い始めるのに似て、楽しい感覚になるものです。受験生活のいい気分転換にもなると思いますよ

復習を確実にこなす方法(大学受験、勉強法)

前回の記事は、復習の適切なタイミングはいつなのか、という理論的な話だけでしたよね。今回はその復習を実際どのようにやっていくのかを紹介したいと思います。一週間後と二週間後に、欠かさず全部学習できるかというと、そう簡単ではないですよね。その辺を具体的に話そうと思います。

 

まず、復習を忘れないために、勉強した日付をまめにつけるようにしましょう。つける場所ですが、それは、参考書ならページ数が書かれている脇とか、問題集なら各大問の数字が書かれている左肩とかでいいでしょう。そうすることでまず、一回目をいつ学習したのかが記録されます。すると、日付を見返す習慣をつけてさえいれば、日が経った後でも、初めから一週間経過したことに気づくことができますよね。もちろんですが、二度目の学習時も日付のチェックを怠らずに。これでさらに、三度目の学習をするタイミングがしっかり把握できますね。

 

また、その復習するタイミングは、きっちり一週間後である必要はないです。一週間±二日くらいであれば、複数日分まとめて復習してしまっていいと思いますよ。毎日毎日何かの復習をちまちましているのもしんどいと思うので。ただ、欠かさずやるようにはしましょう。一回目の勉強時間を無駄にしてしまうのは一番のタイムロスです

 

 

あと、最後にですが、全部が全部復習する必要はありませんよね。復習時には速答できて、完全に頭に定着した感じのあるようなものはもういいと思います。しかし、なかなか思い出せず、解答に時間がかかってしまうというようなうろ覚えだったものは、復習の対象に入れましょう。ここはこだわって下さい。いざという時に記憶から出てこない可能性があるのは怖いです。